[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


株式―株価変動要因


株価が変動する原因・理由・要因

1.需要供給の法則

モノ価格は、需要供給の法則により決定される。

そして、これは株式市場での価格株価株式相場)にもあてはまる。

すなわち、投資家はそれぞれの予測・思惑から、株価が今後値上がりすると考えれば「買い」の注文を出し(→需要)、株価が今後値下がりすると考えれば「売り」の注文を出す(→供給)。

そして、「買い」注文が「売り」注文を上回れば(つまり、需要供給を上回れば)、株価は上がり、その逆であれば、株価は下がる。

ファンダメンタルズ分析

投資家の予測・思惑に影響を与える個別的要因には多くのものがあるが、最大の影響力を及ぼすのは企業の業績である。

つまり、企業の業績が好調で利益が増えると株式の価値が向上し、これが株価の騰貴につながる。逆に、企業の業績が不調で利益が減ると株式の価値が低下し、これが株価の下落につながる(→ファンダメンタルズ分析)。

為替

たとえば、円高になると、輸出関連企業には不利になるので、輸出関連株の株価は下落する。

逆に、輸入関連企業には有利になるので、有入関連株の株価は上昇する。

円高円安と輸出・輸入との関係については、次のページを参照。

外国為替―為替レートの変動要因―具体例―円高・ドル安の場合

外国為替―為替レートの変動要因―具体例―円安・ドル高の場合

2.お金の量・金利

金融緩和

しかし、株価を動かす真の要因は社会全体に出回るお金の量=通貨残高マネーストックである。

従来は通貨供給量マネーサプライ)と呼ばれていた。

明るい資本主義【07】大恐慌に学ぶ金融相場の危うさ 株価が上がるホントの理由 - |QUICK Money World - https://moneyworld.jp/news/05_00027796_news

お金の量さえ増えれば、実体経済が停滞していても、株価株式相場)は上昇する(実体経済マネー経済の乖離。いわゆる金融相場)。

マネー経済金融経済)が実体経済から乖離して株価が上昇する点ではいわゆる「バブル」である。

したがって、金融当局が金融緩和政策(低金利政策や買いオペによる通貨供給)を取り、いわゆる「カネあまり」が起きると、株価が上昇する。

金利お金の量は表裏一体である。



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