減価償却―分類③―個別償却
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個別償却とは
個別償却の定義・意味・意義
個別償却とは、個々の資産ごとに耐用年数を定めて、個別的に減価償却計算および記帳を行なう減価償却をいいます。
個別償却の位置づけ・体系
個別償却は、減価償却の一種です。
減価償却は、償却単位の違いにより、次の2つに分類されます。
- 個別償却
- 総合償却
個別償却の適用範囲
総合償却が適用される資産は、主に、工場の生産ラインで使用される機械装置のように一体となって機能する資産です。
これ以外の資産については、個別償却が適用されます。
個別償却の会計・経理・簿記上の取り扱い
除却
個別償却を行っている有形固定資産を事業の用途から外す場合、当該資産を帳簿上から除外する除却と呼ばれる会計処理を行います。
なお、総合償却を行っている場合には、個々の有形固定資産の未償却残高が不明で償却途中での個々の除却処理ができないため、特別な計算方法で除却価額を計算することになります。
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