資産運用―リスクとリターン―リスク―分類―市場リスク―為替リスク(為替変動リスク)
為替リスク(為替変動リスク)とは
為替リスクの定義・意味・意義
為替リスクとは、為替レートの変動により、外貨建て金融商品の円ベースの価値が上昇または下落するリスクをいう。
為替変動リスクともいう。
為替リスクの具体例
かつて、円高が進み、1995年4月には、1ドル=80円を割り込んだ時期もあったが、その後、円安基調に転じた。
ところが、2007年後半から再び急激に円高が進み、2011年8月には、1ドル=76円台の「超円高」となった。
この円高の間にも、世界的には経済は成長を持続し、高利回りを実現している外貨建て金融商品も数多くあった。
しかし、それにもかかわらず、急激な円高による為替差損のほうが上回り、為替ヘッジ(後述)がされていない外貨建て金融商品のほぼ全部のリターンは逆にマイナスに転じている。
為替リスクの位置づけ・体系
価格リスクや金利リスクとともに、市場リスクの一つとされている。
なお、資産運用(投資)上のリスクは、一般的には、次のように分類される。
為替リスクの対策・回避・管理
為替ヘッジ
為替リスクは、為替ヘッジという手法で回避または軽減することが可能である。
ただし、為替ヘッジをするにはコストがかかる。
投資信託では、一般的に、コストがかかるという理由以外にも、逆に円安による為替差益を狙えること、資産を複数通貨に分散投資する、といった理由などから為替ヘッジがないものが推奨されているようである。
しかし、資産配分で外国金融商品の占める割合が多い場合などは、為替ヘッジを行うことも考慮すべきである。
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