［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

販売奨励金

販売奨励金とは

販売奨励金勘定の定義・意味・意義

販売奨励金とは、販売促進費用（商品・製品やサービスの販売の促進を目的に支出する費用）のうち、次の費用を管理するための勘定科目をいう。

1. 特定の地域の得意先に対して支払う金銭、あるいは金銭に代わる物品等にかかる費用
2. 代理店助成のため、その販売高に応じて支払う金銭
3. 特約店のセールスマンに対して直接支払う金銭、あるいは金銭に代わる物品等にかかる費用

 

販売奨励金勘定の範囲・具体例

販売奨励金で処理をするものには、たとえば、次のようなものがある。

• 得意先に対する景品の交付にかかる費用
• 特約店の従業員を被保険者とする掛捨て生命保険などの保険料

 

販売奨励金と関係・関連する勘定科目

販売手数料

販売奨励金は、商品・製品やサービスの販売の促進を目的に、特定の地域の得意先等に対して支払う金銭等にかかる費用を管理するための勘定科目である。

これに対して、販売手数料は、あらかじめ定められた契約等にもとづいて、取引数量または金額などに応じて（つまり、販売という結果＝成立した販売契約に対して）、代理店などの販売受託者、仲介人などへ支払う手数料・仲介料等を管理するための勘定科目である。

販売促進費

販売促進費は、販売促進費用（販売の促進を目的に支出する費用）を総称する科目であり、販売手数料、販売奨励金、広告宣伝費、交際費などをその内容とする。

したがって、販売手数料を販売促進費として処理してもよい。

 

販売奨励金勘定の決算等における位置づけ等

販売奨励金の財務諸表における区分表示と表示科目

損益計算書＞経常損益の部＞営業損益の部＞販売費及び一般管理費＞販売奨励金