商品売買―原価・売価・売上総利益―仕入原価(原価)―仕入原価(仕入)と売上原価との違い・関係
仕入原価と売上原価との違い・関係
仕入原価は販売する商品の買い値、そして、売上原価は売上高に対応する商品等の仕入原価等と定義される。
企業会計原則
売上原価は、売上高に対応する商品等の仕入原価又は製造原価であって、…
したがって、売上原価は、厳密には販売した商品の単価(1個あたりの仕入原価)に販売した数量を掛けて計算する。
しかし、この計算は非常に煩雑である。
そこで、三分法による場合、売上総利益の算定に必要になる売上原価の計算は、当期の仕入原価の合計額(つまり、期末における仕入勘定の残高)=当期商品仕入高(いわば、仮の費用)をベースにして、これを売上原価(いわば、確定した費用)に変換して行う。
すなわち、当期商品仕入高のなかには、当期の費用とはすべきではないもの(当期に仕入れた商品が売れ残った場合。つまり、当期に売れ残った在庫商品)や、逆に前期の仕入金額も当期の費用とすべきもの (前期に仕入れた商品の在庫が当期で販売された場合。つまり、前期から繰り越された在庫商品)が含まれている場合がある。
したがって、仕入原価と売上原価との関係は正確には次の計算式で表される。
なお、前期末に商品の在庫がなく、かつ、当期に仕入れた商品がすべて販売された場合には、仕入原価(当期商品仕入高)=売上原価となる。
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高
企業会計原則
売上原価は、…、商業の場合には、期首商品たな卸高に当期商品仕入高を加え、これから期末商品たな卸高を控除する形式で表示し、製造工業の場合には、期首製品たな卸高に当期製品製造原価を加え、これから期末製品たな卸高を控除する形式で表示する。
なお、期首商品棚卸高(前期から繰り越された在庫商品)や期末商品棚卸高(当期に売れ残った在庫商品)は具体的なかたちがあるモノなので、前払費用勘定などで費用処理をするのではなく、繰越商品勘定という資産勘定で処理をする。
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