簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目全書として勘定科目を体系的に分類し、その取扱い・処理を解説・説明しています。仕訳の方法・仕方、会計ソフト(弥生会計などパソコン会計)など経理実務のお供に。青色申告など確定申告のための帳簿のつけ方から日商簿記・簿記検定試験(2級・3級)の便覧として辞書・辞典代わりにお役立て下さい。


現在位置:サイト内トップページ > 事業主勘定 > 事業主貸

事業主貸

事業主貸とは

事業主貸事業主借とともに個人事業主、自営業ならではの勘定科目。

個人事業(ないしは中小企業)では、事業のお金と個人のお金をきちんと分けることが重要だが、事業主貸勘定は事業主借勘定とともに事業のお金と個人のお金を区別するために用いられる備忘勘定。

※個人事業主が青色申告する際の必要書類となる青色申告決算書の書式にもちゃんと事業主貸勘定、事業主借勘定、元入金勘定を記載するようになっている。

 

個人事業の場合、事業の売上から生活費やその他の個人的支出を出していくが、こうした費用を簿記上では「事業主貸」として処理し事業の経費とはきちんと区別しなければならない。

事業主としての私が個人としての私へ給料として生活費を渡したというイメージで捉えるとわかりやすい。

 

こうした生活費に代表される費用は家事費と呼ばれることもある。

この家事費とは、事業に関係のないお金、つまり経費とはならない支出をいう。

例えば、①生活費、②税金、③保険料、④罰金などで、個人事業主の場合、経費にならないものは家事費としてすべてこの事業主貸勘定で処理する。

 

なお、家事費との類似科目に家事関連費がある。

家事関連費とは家賃・光熱水費や通信費など個人用の支出と事業用の支出とが混在しているものをいう

 

事業主貸の科目属性

事業主貸は事業主としての私が個人としての私にお金を貸したという意味なので、一種の貸付金として資産勘定の性格を有し費用(必要経費)には含めない。

 

事業主貸財務諸表における表示区分と表示科目

貸借対照表資産の部>事業主貸

 

事業主貸勘定の実務

生活費は経費

よく「生活費は経費にならないのか」という質問がなされるが、生活費に代表される家事費経費とはならない。

ただし、家事関連費であっても、税務署が経費として認めてくれる場合もあるので(税務署が家事関連費のうち経費として認める額を判定するが、これを家事関連費の按分という。ただし、青色申告の場合のみ)、領収書などの証拠をきちんと整理しておくこと。

 

仕事中の駐車違反の反則金・罰金

駐車違反の反則金・罰金はたとえ仕事中に起こしたものであっても経費とはならず、事業主貸勘定で処理する。

 


【事業主勘定】のメニュー
  1. 事業主貸
  2. 事業主借
  3. 元入金