債務免除益
債務免除益とは
債務免除益勘定の定義・意味
業績・財務状況が悪化した債務者に対して、債権者が免除を行うことがある。
債務免除益とは、債務者側が債務の免除を受けた場合の利益を処理するための勘定科目をいう。
債務免除益勘定の範囲・具体例
範囲
具体例
債務免除には、金融機関からの借入金、取引先からの仕入代金などの債務の免除などがある。
債務免除益の財務諸表における区分表示と表示科目
債務免除益の会計・経理処理
債務免除益の会計・経理処理方法
債務者側は、債権者より受けた債務免除相当額を債務免除益として計上する。
取引と仕訳の具体例(帳簿記入・記帳法)
通常の債務免除の場合
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
借入金 | ×××× | 債務免除益 | ×××× |
免除された債務が未払役員賞与である場合
免除された債務が未払役員賞与で、免除の理由が会社の業績不振など一定の場合には、債務免除益を計上せず、利益処分時の反対仕訳によることができる。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
未払役員賞与 | ×××× | 未処分利益 | ×××× |
債務免除益の課税・税金・税務
免除された債務は、債務免除を受けた事業年度の利益(益金)とみなされ、所得税、法人税がかかるのが原則である。
債務免除益の消費税の課税・非課税・不課税・免税の区分
不課税
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