[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


定期券代


定期券代の会計簿記経理上の取り扱い

会計処理方法

使用する勘定科目・記帳の仕方等
旅費交通費給与手当

役員・従業員などの定期券代は通勤手当として本来は給与に含まれる。

しかし、所得法上、通勤手当は1カ月あたり10万円を限度として非課所得とされているので(所得法9条)、定期券代は旅費交通費勘定で処理するのが一般的である。

参考:岩崎恵利子 『パッと引いて仕訳がわかる 逆引き勘定科目事典』 シーアンドアール研究所、2009年、139項。

したがって、定期券代を支払ったときは旅費交通費勘定借方に記帳して費用計上する。

ただし、10万円を越える場合には、越えた部分の額は給与等として所得が課される。

したがって、定期券代が10万円を越える場合は、越えた部分の額については給与手当勘定借方に記帳して費用計上する。

取引の具体例と仕訳の仕方

取引

従業員に1カ月分の定期券代1万円を現金で支払った。

仕訳

借方科目
貸方科目
旅費交通費 10,000 現金 10,000

定期券代の務・法・制上の取り扱い

消費税の課・非課・免・不課(対象外)の区分

課税取引

消費税法上、定期券代は課税取引に該当し、仕入税額控除の対象となる。



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