期末商品の評価
期末商品の評価とは
期末商品の評価の定義・意味など
期末商品の評価(きまつしょうひんのひょうか)とは、決算時に決算整理事項のひとつとして、帳簿上の期末棚卸高を実際上の期末棚卸高に修正する会計処理をいう。
参考: 『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、30項。
期末商品の評価の目的・役割・意義・機能・作用など
たとえば、商品の在庫管理は、期中においては通常、帳簿(商品有高帳)上で行う(継続記録法)。
しかし、商品の盗難(万引き)・紛失や入力ミスなどにより、帳簿棚卸数量より実地棚卸数量のほうが少ない場合が出てくる(→棚卸減耗)。
また、損傷・変色などの物理的原因による価値の減少(品質・機能の低下)や経済的原因による価値の減少(新商品の登場等)などにより、商品等の時価が取得原価(帳簿価額)よりも下がる場合も出てくる。
期末商品の評価の内容
期末商品の評価には、次の2つの内容があることになる。
期末商品の評価の位置づけ・体系(上位概念等)
決算整理事項
期末商品の評価は決算整理事項のひとつである。
なお、決算整理事項には現金過不足の整理も含めて次のようなものがある。
期末商品の評価の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
棚卸減耗費・商品評価損
商品の数量の減少分(棚卸減耗)と商品の価値の低下を費用としてとらえ、それぞれ棚卸減耗費(棚卸減耗損)勘定(費用)と商品評価損勘定(費用)を用いて評価し直す。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 4 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ