［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

投資信託―分類―投資対象による分類―公社債投資信託―公社債による分類―長期公社債投信

長期公社債投信とは

長期公社債投信の定義・意味・意義

長期公社債投信とは、国債や地方債、金融債、電力債、コールローン、割引手形など安全性の高い公社債を投資対象として運用する公社債投信をいう。

単に、公社債投信（狭義）と呼ばれることもある。

長期公社債投信の特色・特徴・特性

ローリスク

長期公社債投信は、元本割れを起こさず、安定した収益を得ることを目的とする。

ただし、金利が上昇すると債券価格は下降するので、急激な金利上昇が起こり、債券価格が暴落すると、元本割れになる可能性がある。

長期公社債投信の位置づけ・体系

長期公社債投信は、公社債投資信託を、その投資対象となる公社債により分類した場合の一種である。

投資対象となる公社債による公社債投資信託の分類には、長期公社債投信も含め、次のようなものがある。

1. ＭＲＦ（マネー・リザーブ・ファンド）
2. ＭＭＦ（マネー・マネジメント・ファンド）
3. 短期公社債投信
4. 中期国債ファンド
5. 長期公社債投信（狭義の公社債投信）
6. 外貨ＭＭＦ
7. 外国債ファンド

長期公社債投信のタイプ・性格・性質

ノーロードファンド

長期公社債投信は、購入・取得時に販売手数料がかからないノーロードファンドである。

追加型投資信託（オープン型投資信託）

長期公社債投信は、いつでも、購入（ないしは追加購入）できるオープンファンドである。

無期限ファンド

長期公社債投信は、信託期間（運用期間）が定められていないタイプの投資信託である。

分配型投資信託

長期公社債投信は、定期的に分配金（株式における配当金に相当）を投資家に還元する（＝収益分配する）分配型投資信託である。

なお、決算は年1回である。

分配金の処理の仕方により、次の２つの種類がある。

一般コース

毎年分配金を受け取るコースである。

複利コース

分配金を自動的に再投資していくことで、複利効果を発生させるコースである。