[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


地鎮祭


地鎮祭とは

地鎮祭の定義・意味など

地鎮祭(じちんさい)とは、土木・建築などで、工事に着手する前、工事の安全を祈願するため、地の神を祭って鎮める儀式をいう。

参考:岩波書店 『広辞苑 第六版』。三省堂 『スーパー大辞林』。『家づくりのダンドリ 2015-2016』 株式会社エクスナレッジ、2015年、86項。

地鎮祭の時期

工事着工前の大安

通常、地鎮祭は工事着工の前の大安の日を選んで行う。

地鎮祭の参加者

地鎮祭の参加者は、以下のとおりである。

  • 建て主(施工者)とその家族等
  • 工事関係者
    • 営業担当者
    • 設計者
    • 工事責任者(現場監督)
    • 棟梁・鳶・職人など

参考:『家づくりのダンドリ 2015-2016』 株式会社エクスナレッジ、2015年、86項。

地鎮祭の内容

地鎮祭は、地域の神社の神主に祓い清めてもらう。

祭場は敷地の中央につくり、斎竹(いみだけ。神事に不浄を防ぐための葉のついた青竹)を四方に立てて注連縄(しめなわ)で連結し、そのなかに神籬(ひもろぎ)を南向きに安置する。

参考:『家づくりのダンドリ 2015-2016』 株式会社エクスナレッジ、2015年、86項。

地鎮祭の手順(式次第)

  1. 儀式
    1. 修祓(しゅうふつ)の儀
    2. 降神(こうしん)の儀
    3. 献饌 (けんせん)の儀
    4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
    5. 地鎮(じちん)の儀
      1. 刈初め(かりぞめ)の儀…建築会社等が行う
      2. 穿初め(うがちぞめ)の儀…建て主(施工者)が行う
    6. 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)
    7. 撤饌 (てっせん)
    8. 昇神(しょうじん)の儀
  2. 直来(なおらい)…神酒拝戴 (しんしゅはいたい)

参考:『家づくりのダンドリ 2015-2016』 株式会社エクスナレッジ、2015年、86項。

地鎮祭の会計簿記経理上の取り扱い

会計処理方法

使用する勘定科目・記帳の仕方等
建設仮勘定

地鎮祭の費用付随費用として建物取得価額に含まれる。

したがって、地鎮祭の費用を支払ったときは、建設仮勘定借方に記帳して資産計上する。

取引の具体例と仕訳の仕方

取引

新社屋の建設にあたり、地鎮祭の費用現金で支払った。

仕訳

借方科目
貸方科目
建設仮勘定 ✕✕✕✕ 現金 ✕✕✕✕

地鎮祭の務・法・制上の取り扱い

消費税の課・非課・免・不課(対象外)の区分

不課税取引課税対象外)

消費税法上、地鎮祭の費用宗教活動に伴う実質的な喜捨と認識されているので、不課税取引として消費税の課税対象外である。

お布施、戒名料、玉串料等|消費税目次一覧|国税庁 https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shohi/02/30.htm



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 13 ページ]

  1. 地震保険料
  2. 試送(試用品の発送)
  3. 下取り
  4. 示談金
  5. 地鎮祭
  6. 実地棚卸
  7. 実用新案権
  8. 指定寄附金
  9. 自動車
  10. 自動車重量税
  11. 自動車取得税
  12. 自動車税
  13. 自動車保険

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー