試用販売
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試用販売とは
試用販売の定義・意味など
試用販売(しようはんばい)とは、商品を購入者に一定期間実際に試用してもらい、その後買い取るか否かを決定してもらう商品売買の形態をいう。
参考: 『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、55項。
試用販売の仕組み(しくみ)
試用販売のため商品を発送することを試送といい、試送した商品を試送品という。
試用販売では、一定のお試し期間後、気に入れば買い取ってもらい、気に入らなければ返送してもらう。
試用販売の手順
試用販売の手順は以下のとおり。
- 商品の試送
- 買取りの決定
試用販売の位置づけ・体系(上位概念等)
特殊商品売買
なお、特殊商品売買の種類としては以下のようなものがある。
試用販売の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
収益の認識基準(計上時期・期間帰属)
実現主義
(販売基準)
特殊商品売買による売上収益にも原則どおり実現主義が適用される。
ただし、特殊商品売買の場合には、一般商品売買の場合以上に、実現主義の考え方が強く要請される。
そこで、企業会計原則注解では、試用販売による売上収益の具体的な実現の基準として、試用者が買取りの意思表示をしたときと定めている(販売基準の一種)。
企業会計原則
〔注6〕実現主義の適用について(損益計算書原則三のB)
委託販売、試用販売、予約販売、割賦販売等特殊な販売契約による売上収益の実現の基準は、次によるものとする。
…
(2) 試用販売
試用販売については、取引先が買取りの意思を表示することによって売上が実現するのであるから、それまでは、当期の売上高に計上してはならない。
使用する勘定科目・記帳の仕方等
その具体的な会計処理については、次のリンク先を参照。
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