クレジットカード
クレジットカードとは 【credit card】
クレジットカードの定義・意味・意義
クレジットカードとは、クレジットカード会社が会員に信用(credit クレジット)を供与するために発行するカードをいいます。
会員はクレジットカードが利用できる加盟店で買物などをする場合、支払いの際にクレジットカードを提示し、署名することで、代金を直接、預金口座から引き落とすことができます。
クレジットカードの位置づけ・体系
クレジットカードは支払手段の一つです。
「支払手段」については次のページを参照してください。
貨幣・通貨(お金・カネ・マネー)―機能―支払手段(支払い手段)
クレジットカードの種類・具体例
主なクレジットカードには次のようなものがあります。
- VISA
- MasterCard
- American Express
- JCB
- Diners Club
クレジットカードの支払方法
クレジットカードには次のような支払方法があります。
- 一括払い
- 分割払い
- リボルビング払い(リボ払い)
- ボーナス払い
なお、堀江貴文氏は、『お金はいつも正しい』で次のように述べています。
クレジットカードを持つことができるのならばそれはフル活用してください。でも間違ってもリボルビング払いをしてはいけません。
キャッシングもショッピングもかならず1回払いにすること、…
堀江貴文 『お金はいつも正しい』 双葉社、2011年、67頁。
クレジットカードのメリットとデメリット
次のページを参照してください。
クレジットカードの会計・簿記・経理上の取り扱い
会計経理処理方法・簿記の記帳の仕方・勘定科目・取引と仕訳例
ほとんどのクレジットカード会社では、当月利用分の支払い・決済を翌月以降の特定日としている。
したがって、クレジットカードを利用して経費を支払った場合、現金支払いのようにその都度経理処理を行うのではなく、一般に月末に一括して経理処理を行う。
これにより効率的な経理処理が可能となる。
1.クレジットカードで代金を支払ったとき
実務上、クレジットカードで代金を支払った時点では経理処理は行わず、月末(あるいは年度末)に一括して行う。
ただし、その際、領収書とクレジットカードの利用代金明細書が渡されるので、これを保存しておく。
なお、クレジットカードの利用代金明細書には、利用日、加盟店名(利用店舗)、金額しか記載されていない。
したがって、利用代金明細書だけでは取引内容・明細がわからないので、領収書は必ず保存しておく必要がある。
取引内容が明らかでないと、月末で処理を行う際、勘定科目を決定することができないからである。
2.月末
領収書とクレジットカードの利用代金明細書をもとに、支払った代金を各々の費用勘定または資産勘定の借方に計上し、その合計金額を未払金勘定※の貸方に計上する。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
消耗品費 | ×××× | 未払金 | ×××× |
新聞図書費 | ×××× | ||
旅費交通費 | ×××× |
3.クレジットカードの利用代金が預金口座から引き落とされたとき
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
未払金 | ×××× | 預金(普通預金・当座預金) | ×××× |
なお、クレジットカードの決済日か近づくと、クレジットカード会社から利用代金明細書が郵送されてくるので、これを保存してある個々の領収書等と照合する。
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