[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。


エレベーターの修理・保守(定期点検・保守点検)


エレベーターの修理・保守の会計簿記経理上の取り扱い

会計処理方法

使用する勘定科目・記帳の仕方等
修繕費支払手数料・保守費など

エレベーターの修理・保守(定期点検・保守点検)に要した費用収益的支出として修繕費(または管理費勘定を用いて費用処理をする。

または、支払手数料(または管理諸費勘定費用処理することも考えられる。

その他保守費などを設けていれば保守費勘定など。

ただし、修理により、エレベーター耐用年数が延びたり、性能が高まったりして、その資産価値が増加する場合には、資本的支出として、固定資産取得価額に加算する。

つまり、建物付属設備勘定を用いて資産計上する必要がある。

そして、その後、減価償却により費用処理を行うことになる。

しかし、実務では修繕費収益的支出資本的支出との区別の判断が困難な場合もある。

そこで、収益的支出資本的支出かが明らかでない場合は、法上の形式基準によって判定する(→資本的支出と収益的支出の区別基準)。

取引の具体例と仕訳の仕方

取引

エレベーターを修理し、代銀行振込で支払った。

仕訳

借方科目
貸方科目
修繕費 ×××× 普通預金 ××××

エレベーターの修理・保守の務・法・制上の取り扱い

消費税の課・非課・免・不課(対象外)の区分

課税取引

消費税法上、エレベーターの修理・保守に要した費用課税取引に該当し、仕入税額控除の対象となる。



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