債券―分類―発行体による分類―公債―国債
国債とは 【government bonds】
国債の定義・意味など
国債の目的・役割・意義・機能・作用など
「国の借金」
ただし、この表現には批判もある。
国債の分類・種類
国債は、たとえば、次のような種類に分類できる。
国債の位置づけ・体系(上位概念等)
公社債
国が発行する国債と地方公共団体が発行する地方債を公債といい、公債と株式会社が発行する社債をあわせて公社債という。
なお、公社債は、株式・投資信託などとならび投資型の金融商品のひとつに位置づけられる。
国債の法的根拠・法律など
財政法
国債に関する原則・規則・ルール
国債発行の原則
財政法は、国債発行によるインフレを防止するため、次の2つの原則によって安易な国債発行を抑制している。
1.建設国債の原則
財政法は、原則として、国債の発行を禁止したうえ、例外的に、建設国債の発行だけを認めている(建設国債の原則)。
ただし、現実には、毎会計年度ごとに、1年限りの時限立法である「公債の発行に特例に関する法律」(財政特例法)を制定して赤字国債を発行している。
2.市中消化の原則
国債の日銀引き受けは原則として禁止されている(市中消化の原則)。
国債の金利
経済成長率
国債の金利(国が借金をしていくらの金利であれば支払うことができるか)は、税収がどれくらいあるかにかかる。
美和卓 『20歳からの金融入門』 日本経済新聞出版社、2009年、54-55頁。
国債に関する統計指標
日銀国債保有残高
国債の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
売買目的有価証券・満期保有目的債券または有価証券
国債を購入したときは、その保有目的により売買目的有価証券または満期保有目的債券(資産)勘定の借方に記帳して資産計上する。
取引の具体例と仕訳の仕方
国債100万円を購入した。
有価証券など | 100万 | 普通預金 | 100万 |
国債の税務・税法・税制上の取り扱い
消費税の課税・非課税・免税・不課税(対象外)の区分
非課税取引
国債の税務・税法・税制上の取り扱い
所得税法上の取り扱い
国債を購入した場合、国に対して、お金を貸したことになるが、その利子については、利子所得として取り扱われる。
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