未払い
未払いの会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
営業取引から発生した未払い金
本来の(主たる)営業取引から発生した未払い金は買掛金勘定で処理をする。
営業取引以外から発生した未払い金
本来の(主たる)営業取引以外から発生した未払い金については、未払費用または未払金勘定で処理をする。
取引の継続性・債務の確定の有無
未払費用とは、経過勘定項目のひとつであるが、企業会計原則では、次のように定義されている。
企業会計原則
〔注5〕経過勘定項目について
(3) 未払費用
未払費用は、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、すでに提供された役務に対して、いまだその対価の支払が終らないものをいう。
したがって、このような役務に対する対価は、時間の経過に伴いすでに当期の費用として発生しているものであるから、これを当期の損益計算に計上するとともに貸借対照表の負債の部に計上しなければならない。
また、未払費用は、かかる役務提供契約以外の契約等による未払金とは区別しなければならない。
つまり、会計上の原則からは、取引の継続性により、未払費用と未払金を区別する。
また、税法上、確定債務であれば経費にできる(必要経費算入または損金算入できる)(所得税法37条・法人税法22条3項2号)(→債務確定主義)ので、債務の確定の有無(支払期日の到来の有無)により、未払費用と未払金を区別する場合もある。
参考:中野智之 『最新版 仕訳がすぐわかる 経理・勘定科目事典』 ナツメ社、2007年、128項など。
ただし、税務上は債務が確定しているかどうかが重要であって、両者は特に区別されていない。
したがって、実務では、未払いの費用はすべて未払費用勘定で処理するようなことも行われている。
ただし、この処理は本来は適切な処理とはいえない。
中野智之 『最新版 仕訳がすぐわかる 経理・勘定科目事典』 ナツメ社、2007年、128項
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