［経済］簿記勘定科目一覧表（用語集）

製品保証引当金（製品保証等引当金）

製品保証引当金とは

製品保証引当金の定義・意味・意義

製品保証引当金とは、引当金の一種として、製品の販売に際して、販売後、無償保証契約や瑕疵担保責任などによって、翌期以降に一定期間発生する保証費用に備えて計上される勘定科目をいう。

製品保証引当金の類似科目

商品保証引当金

商品保証引当金

製品保証引当金と商品保証引当金とをあわせて製品保証等引当金とする場合もある。

製品保証引当金の制定過程・経緯・沿革・歴史など

法人税法

１９９８年改正

法人税法では、１９９８年改正で、製品保証等引当金は、賞与引当金と同様に、廃止された。

そのため、製品保証等引当金の繰り入れは、財務会計上の処理となり、税法上は費用としては認められない。

製品保証引当金の財務諸表における区分表示と表示科目

貸借対照表＞負債＞流動負債＞製品保証引当金

保証期間の長さに応じて流動負債と固定負債に区分される。

製品保証引当金の会計・簿記・経理

製品保証引当金に関する会計経理処理方法・簿記の記帳の仕方

翌期に発生した当期の製品の売上にかかる保証費用を引当金から取り崩し、過不足が生じた場合には、前期損益の修正として処理するのが一般的である。

製品保証引当金に関する取引・仕訳の具体例・事例

仕訳については、次のページを参照。

商品保証引当金

製品保証引当金の課税・税金・税務（法人税法等税法上の取扱い）

製品保証引当金の必要経費（損金）算入の可否―収益・費用→益金・損金変換

前述したように、製品保証引当金への繰入は、税法上は費用としては認められていない（損金不算入）。