貸借対照表―資産―固定資産―投資その他の資産 - [経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

[経済]簿記勘定科目一覧表(用語集)

勘定科目を体系的に分類し、仕訳の仕方等を解説した会計の実務的マニュアルです。

貸借対照表―資産―固定資産―投資その他の資産



投資その他の資産とは

投資その他の資産の定義・意味など

投資その他の資産(とうしそのたのしさん)とは、貸借対照表区分表示のひとつで、流動資産有形固定資産無形固定資産繰延資産以外の長期資産をいう。

投資その他の資産の位置づけ・体系(上位概念等)

固定資産

投資その他の資産は固定資産のひとつである。

なお、固定資産は、企業会計原則などにより、次の3つの種類に分類されている。

  1. 有形固定資産
  2. 無形固定資産
  3. 投資その他の資産

企業会計原則
貸借対照表科目の分類)

(一)資産
… B 固定資産は、有形固定資産無形固定資産及び投資その他の資産に区分しなければならない。

会社計算規則
資産の部の区分)
第七十四条  …
 固定資産に係る項目は、次に掲げる項目に区分しなければならない。この場合において、各項目は、適当な項目に細分しなければならない。
 有形固定資産
 無形固定資産
 投資その他の資産

投資その他の資産の分類・種類

投資その他の資産は、次の3つの種類に分類することができる。

  1. 資本参加を目的とする投資
  2. 長期の利殖を目的とする投資
  3. その他の長期性資産

参考:中野智之 『最新版 仕訳がすぐわかる 経理勘定科目事典』 ナツメ社、2007年、106項。

投資その他の資産の具体例

投資その他の資産には、次のようなものがある。

1.資本参加を目的とする投資

2.長期の利殖を目的とする投資

貸付期日や満期が、決算期の翌日から起算して1年を超える場合は、投資その他の資産として処理しなければならない。

3.その他の長期性資産

企業会計原則
子会社株式その他流動資産に属しない有価証券出資金長期貸付金並びに有形固定資産無形固定資産及び繰延資産に属するもの以外の長期資産は、投資その他の資産に属するものとする。
企業会計原則注解
[注16] 流動資産又は流動負債固定資産又は固定負債とを区別する基準について   受取手形、 売 前払金、 支手形買掛金前受金等の当該企業の主目的たる営業取引により発生した債権及び債務は、流動資産又は流動負債に属するものとする。ただし、これらの債権のうち、破産債権、更正債権及びこれに準ずる債権で一年以内に回収されないことが明らかなものは、固定資産たる投資その他の資産に属するものとする。

会社計算規則
資産の部の区分)
第七十四条  …
 次の各号に掲げる資産は、当該各号に定めるものに属するものとする。

 次に掲げる資産 投資その他の資産
 関係会社株式売買目的有価証券に該当する株式を除く。以下同じ。)その他流動資産に属しない有価証券
 出資金
 長期貸付金
 前払年金費用(連結貸借対照表にあっては、退職給付に係る資産
 次に掲げる繰延税金資産
(1) 有形固定資産無形固定資産若しくは投資その他の資産に属する資産又は固定負債に属する負債に関連する繰延税金資産
(2) 特定の資産又は負債に関連しない繰延税金資産であって、一年内に取り崩されると認められないもの
 所有権移転ファイナンス・リース取引におけるリース債権のうち第一号ニに掲げるもの以外のもの
 所有権移転外ファイナンス・リース取引におけるリース投資資産のうち第一号ホに掲げるもの以外のもの
 その他の資産であって、投資その他の資産に属する資産とすべきもの
 その他の資産であって、流動資産有形固定資産無形固定資産又は繰延資産に属しないもの

投資その他の資産の決算等における位置づけ等

投資その他の資産の財務諸表における区分表示表示科目

投資その他の資産は、上記のように資産の種類ごとに処理をされるが、貸借対照表でも"適当な項目に細分"して表示することとされている(会社計算規則74条2項)。

貸借対照表資産固定資産 > 投資その他の資産 > ◯◯

投資その他の資産の会計簿記経理上の取り扱い

会計処理方法

決算
決算整理事項決算整理仕訳

貸倒引当金の設定

長期貸付金破産更生債権等破産債権更生債権)については、貸倒引当金を設定する。




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